千葉県香取市 カフェしえと

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瀧田項一先生の器

カフェしえとの器は、陶芸家の瀧田項一先生にお願いしています。
瀧田先生は、人間国宝であった富本憲吉氏、濱田庄司氏に師事され、現在は那須烏山においてご子息の、史宇さんとともに作陶をされています。

カフェしえとで、お客様に使っていただく器は、本物の器を使っていただこうと決めていました。
お客様が、直接手に取り、口に触れるものですから、機械で作った冷たい器ではなく、人の手が作った温もりのある器をと、思っていました。

しかし、実際に探してみると難しいもので、「これは!」と思うようなものには、容易に出会う事は出来ませんでした。
そんな折、飛騨高山で、たまたま時間つぶしの為に入った、骨董屋さんで出会ったのです。凛とした佇まい、力強さと温もりが溶け合った、美しい白磁の花瓶でした。衝動的にその花瓶を購入し、家に帰って見てみると、1枚のしおりが入っていました。そのしおりを見て、この花瓶を作ったのが、瀧田項一先生だとわかりました。
その時はもちろん、瀧田先生とは面識もありませんし、有名な陶芸家である事も知りませんでした。無知とは怖いもの知らずで、図々しくも電話をかけ、器を作ってほしいことをお願しました。
「一度、烏山まで来てみませんか」
との事で、瀧田先生の工房まで厚かましくもお邪魔をし、事情を説明したところ、快く引受けてくださいました。

瀧田先生の工房にお邪魔した折、ご子息の史宇さんに作陶の工程をご説明いただきました。
まずは、陶器の原料となる石の粉砕作業(手作業でハンマーで砕くのです)。その後、石の粒子を細かくする作業。最後に、陶土にする為の沈殿作業。これら一連の作業を人力で行い、器をつくる陶土が出来上がります。びっくりする位の手間と時間が掛かります。

しかし、もっと驚いたのはその時、史宇さんがおっしゃった言葉でした。

「ここまでの作業で、仕事(作陶)の8割は終わりです。」

仕事の8割が終わったと言われても、まだ絵付や窯入れはもちろん、ロクロさえ挽いていません。私が今まで、重要だと思っていたことは余技で、本質は他にあるという事だと感じました。
改めて、「日本人の仕事」のすごさを感じました。

瀧田先生に器をお願いをして、本当に幸運だったと思っています。
カフェしえとも、瀧田先生の器に恥ずかしくない様な、お店に成長しなければと思っています。

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ティーカップとティーポット。
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コメント

はなママ様
いつもご利用ありがとうございます。
お返事が遅くなり申し訳ございません。
お問い合わせの器でございますが、
店頭での販売はいたしておりません。
カフェしえとのコーヒーカップや器は、ブログにありますとおり、
滝田項一先生にお願いし、オリジナルで制作していただいたため、
他のお店でも取り扱いがございません。
ご購入に関しまして、詳しくはお電話もしくはメールにてお返事させていただきたく、
当サイトのお問い合わせ画面、もしくは0478-55-8808担当山本までご連絡ください。
宜しくお願い申し上げます。
カフェしえと | 2012/05/30 04:40 PM
何回かお店におじゃましています。
いつも器が素敵だなぁと思っていました。
シンプルだけど、温かみもあって、使い心地、飲み口の口当たりがとても印象的です。洗練してるけど、毎日の生活にしっくり溶け込んでくれそうな器。
こちらで販売はしていないのでしょうか?
購入が可能なお店等があれば教えて欲しいです。
はなママ | 2012/05/21 10:18 AM

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